何か大きなものになりたかったんだ
つないだ手を離したらふわふわと
飛び去ってしまう空気のようなすべてを
つなぎ止められるくらいの引力を持つ何か

しがらみで縛り付けることを憎んで
すべて断ち切って走って
何も持たない両手でただ空を掻いてる

何か大きなものになりたかったんだ
自分を罵倒した誰かを許せる
自分と違う誰かを妬まない
誰よりも優しくて無関心な何か

しがらみに縛られることを憎んで
すべて断ち切って走って
傷だらけになっても何も手に入らない

何か大きなものになりたかったんだ
誰もなれないものになりたかったんだ
流れる血の色も違うような
誰よりも何よりも優しくて無関心な
何か大きなものになりたかったんだ